こんにちは!
気温が下がって寒くなってくると、身体がこわばって猫背姿勢になる人が増えてきますね。
猫背姿勢になって、寒さで上半身に力が入るようになっていると肩こり・頭痛・寝違えなどの症状が起きやすかったりひどくなったりします(´・_・`)
そうならないために、今回は良い姿勢を保つための注意点をいくつか紹介します!
猫背姿勢になる原因として多いのが、体幹のインナーマッスルが関連するものです。
体を支える筋力が低下したり、上手く使えていなかったりすると状態を支え切れなくなり、背中が丸くなるような姿勢になります(´・_・`)
イメージとしてはこんな感じです。
見た目にも悪いし、体調面にも様々な悪影響を及ぼします。
まず、猫背姿勢では頭が前に倒れてしまうため、首から背中にかけての筋肉でその重さを支えなければならなくなります(・o・)
頭の重さはだいたい体重の10%ほどありますので、例えば60㎏の人ですと6㎏くらいの重さがあることになります。
その重さを首の筋肉で支えようとすると、かなりの負荷が掛かります。
それが長期間続くと筋肉の緊張が取れづらくなり、常に収縮している様な状態になってしまいます。
これが肩こり・頭痛などの原因となります(;・∀・)
また、背中が丸くなり、肩が前に巻き込むような姿勢も猫背の特徴ですが、この状態も良くありません。
巻き込み肩になると、胸郭の動きを制限してしまいます。
胸郭とは、上の図のような肋骨などに囲われている部分の事を言います。
本来、呼吸の際には息を吸ったり吐いたりするのと連動して胸郭も広がったり閉じたりするのですが、巻き込み肩や猫背姿勢になっていると、胸郭がうまく広がらなくなります。
すると呼吸が無意識のうちに不十分になるため、代謝が低下してしまいます。
これにより痛みや冷え感、自律神経機能の乱れに繋がります(+o+)
このような症状を引き起こさないために意識してもらいたいのは、まずはお腹周り(`・ω・´)
一度試してもらいたいのですが、お腹をできるところまで思いっきり引っ込めて、そのまましばらく維持してみてください。
引っ込めてるだけなのに意外としんどくないですか?
このお腹を引っ込めるという動作は、体幹を支えるお腹周りのインナーマッスルを使っている状態です。
やってみてすぐに疲れてくるという方は、普段それだけ体幹の筋肉を使っていないということになりますね(´・_・`)
普段の生活の中でこの状態を、思い出した時にやってみるということだけでも、姿勢を正し、インナーの筋力を鍛えることが出来ます。
もうひとつ意識してもらいたいのは、肩甲骨の位置です。
姿勢の悪い人に「姿勢を正してください」というと、せすじを伸ばそうとしたり胸を張ろうとするのですが、それではきれいな姿勢にならないことが多いです。
多くの人は腰が反りすぎてしまったり、後ろ重心になりすぎてしまいます(;・∀・)
これでは腰や背中を痛める原因になります(+o+)
姿勢に関しては、肩甲骨を意識の中で”1㎝”ほどだけ背骨に向けて寄せる、というのを意識してください(^O^)
あくまで「意識」です(´・ω・`)
左右の肩甲骨同士を近づける、ということですね。
こうすることで、腰や体幹を反らしすぎず、肩の前後位置を適切なところに持ってこれるので、先ほど紹介したお腹の筋力を使う事と合わせて行うことで、自然にきれいな姿勢を作ることが出来ます顔(`・ω・´)
初めは、今まであまり使ってこなかった筋肉を使って姿勢を作るので少ししんどいですが、慣れてくるときれいな姿勢を作ることもできるし、肩こりや腰痛、頭痛などの痛みの改善・予防にもなります。
当院のスタッフもこの方法を知ってからやってみたらきれいな姿勢になったり、もともとあった腰痛や肩こりも軽減した、という経験もあります。
痛みの強い状態の内はもちろん治療をしに、ご来院してもらいたいですが、併せて、上記のようなセルフケアも是非お試しください!